FILM牧野省三賞・三船敏郎賞

牧野省三賞

1958年に設立され、日本映画の父と呼ばれる故牧野省三の遺徳を偲び、日本映画の発展に寄与した映画人に贈られる賞。

2023年度 牧野省三賞受賞

阪本 順治

1958年10月1日、大阪府堺市出身。
横浜国立大学在学中より、石井聰互(現・岳龍)、井筒和幸、川島透等の各監督の現場へスタッフとして参加をする。
89年『どついたるねん』で長編デビュー。その年の国内の各映画賞を総なめにする。00年『顔』では、日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞。その後もジャンルを問わず、コンスタントに作品を撮り続けている。
代表作に『KT』(02年)『闇の子供たち』(08年)『大鹿村騒動記』(11年)『北のカナリアたち』(12年)『冬薔薇』(22年)など、最新作に『せかいのおきく』(23年)がある。

1958年10月1日、大阪府堺市出身。
横浜国立大学在学中より、石井聰互(現・岳龍)、井筒和幸、川島透等の各監督の現場へスタッフとして参加をする。
89年『どついたるねん』で長編デビュー。その年の国内の各映画賞を総なめにする。00年『顔』では、日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞。その後もジャンルを問わず、コンスタントに作品を撮り続けている。
代表作に『KT』(02年)『闇の子供たち』(08年)『大鹿村騒動記』(11年)『北のカナリアたち』(12年)『冬薔薇』(22年)など、最新作に『せかいのおきく』(23年)がある。

受賞理由

『どついたるねん』から『せかいのおきく』まで、独立プロの勢いの良さと元来の伝統的日本映画の骨太な演出、その両方を兼ね備えている、その意味で今や唯一無二の監督である。
そして、何よりも映画において人間讃歌する最大の武器は栄華ならでは自由表現力であることを熟知しており、登場人物は常に生き生きとしている。
今、表現力が史上どん底と言われる日本映画において、それを引き上げる底力を感じる監督である。

三船敏郎賞

2014年に設立され、国内外での活躍が期待される俳優に贈られる賞。

2023年度 三船敏郎賞受賞

竹中直人

1956年3月20日生まれ、神奈川県出身。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。
その後、劇団青年座入団。83年に「ザ・テレビ演芸」(EX)でデビュー。
96年にNHK大河ドラマ『秀吉』で主演を務め話題に。
『シコふんじゃった。』(92)『EAST MEETS WEST』(95)『Shall we ダンス?』(96)では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。
主演も務めた初監督作『無能の人』(91)がヴェネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞、第34回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞したほか、監督作・出演作で受賞多数。
その他の監督作に『119』(94)『東京日和』(97)『連弾』(01)『サヨナラCOLOR』(05)『山形スクリーム』(09)『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』(13)『ゾッキ』(21)『∞ゾッキ平田さん』(22)『零落』(23)がある。

1956年3月20日生まれ、神奈川県出身。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。
その後、劇団青年座入団。83年に「ザ・テレビ演芸」(EX)でデビュー。
96年にNHK大河ドラマ『秀吉』で主演を務め話題に。
『シコふんじゃった。』(92)『EAST MEETS WEST』(95)『Shall we ダンス?』(96)では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。
主演も務めた初監督作『無能の人』(91)がヴェネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞、第34回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞したほか、監督作・出演作で受賞多数。
その他の監督作に『119』(94)『東京日和』(97)『連弾』(01)『サヨナラCOLOR』(05)『山形スクリーム』(09)『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』(13)『ゾッキ』(21)『∞ゾッキ平田さん』(22)『零落』(23)がある。

受賞理由

大河ドラマ「秀吉」で俳優としての才能を確立し、その後、映画を中心に幅広いキャラクターを演じてきた。
中でも『RAMPO』での江戸川乱歩、『226』における磯部浅一中尉など、他にも松尾芭蕉、松本清張、岡倉天心と次々と歴史上の人物を演じきる風格は、映画俳優としてインターナショナルに評価されるものとなった。
一方、『無能の人』に代表されるような繊細で弱々しく社会から落ちこぼれていく人物も得意とし、またコメディリリーフとしての脇役まで、演技の幅の広さは秀逸である。

歴代受賞者

牧野省三賞・三船敏郎賞は、2014年から昨年2022年までの9回、以下の方々が受賞されています。
牧野省三賞
2022年「北大路欣也」氏
2021年「武 正晴」氏
2020年「大林宣彦」氏
2019年「津川雅彦」氏
2018年「降旗康男」氏
2017年「新藤次郎」氏
2016年「篠田正浩」氏
2015年「野上照代」氏
2014年「木村大作」氏
三船敏郎賞
2022年「竹野内豊」氏
2021年「桐谷健太」氏
2020年「小林稔侍」氏
2019年「中井貴一」氏
2018年「佐藤浩市」氏
2017年「浅野忠信」氏
2016年「阿部寛」氏
2015年「仲代達矢」氏
2014年「役所広司」氏
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